韓国で最も素敵なスポット

音楽にこだわったセンスあふれる空間10選

  • #カフェ
ファン・イニョン ミュージックスペースカメラタ
京畿道 > 坡州市

@younggwangeee
音楽を聞きながら楽しむLPレコードカフェ
「ファン・イニョン ミュージックスペースカメラタ」
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重厚感あふれるコンクリート打ちっぱなしのコンクリートボックスのような建物にある小さな鉄の扉を開け中に入ると、そこは10メートルはある高い天井と奥行きのある広いスペース。そのスペースいっぱいにアナログサウンドが響き渡ります。

すべての人がステージを向き、音楽を鑑賞できるように座席がすべて正面を向いています。

曲が終わり、次の曲をかけるその合間に流れる静寂。

その静寂の中、足音や本をめくる音さえもまるでスピーカーから流れてくるかのようにとても大きく聴こえてきますが、その音さえ魅力的に思えてしまいます。

みなが申し合わせたかように、本を取り出して読み始めたり、しばらく目をとじてひと息つくなど、暗黙的に沈黙を守りつつそれぞれ思い思いの時間を過ごしています。

およそ40年間、ラジオDJとして活躍してきたファン・イニョンさんが収集した1920年代のヴィンテージオーディオやLP・CDコレクションを元にオープンした場所で、クラシック音楽を鑑賞したい方におすすめの場所です。

街からは少し離れたところにありますが、足繁く通う自分だけのアジトになりそうな場所です。

ファン・イニョン ミュージックスペースカメラタ
  • キョンギ道パジュ市ヘイリマウルギル83
  • 営業時間:11:00~21:00(月ごとに定休日あり)
  • 訪問時の参考にして下さい! 入場料10,000ウォン (ドリンク1杯付き)
  • #複合文化施設
  • #カフェ
  • #音楽
ミュージックコンプレックスソウル(Music Complex Seoul)
ソウル > 鐘路区

@hesaidthat
仁寺洞(インサドン)の音楽鑑賞室を兼ねたカフェ
ミュージックコンプレックスソウル

ミュージックコンプレックスは仁寺洞にある音楽を楽しめる新たに誕生したカフェです。アンニョン仁寺洞(ANYOUNG INSADONG)の5階にあり、音楽好きにはたまらない空間です。ソウルの真ん中にこんなに魅力的な場所があるとはおどろきです。飲み物を注文した後、好みのLPレコードを選んで座席で音楽を楽しむことができます。ターンテーブルが置かれている座席は窓側と中央にあるソファ席にたくさんあります。カフェに流れる音楽も名曲ばかりで、時が経つのも忘れてしまうほど。好みの音楽を鑑賞できる点が最大の魅力です。今後は時間制になる可能性があるとのことですが、今は時間制限なしで音楽を楽しむことができます。

店内には窓際の席がおよそ10席、中央のソファ席はかなり多くあります。また奥の方にはプライベートルームとなった「聴音室」も用意されています。レッドとブラックのコントラストが強烈な印象を与えますが、店内は温かく心地よい空間です。鐘路(チョンノ)エリアで普段と違ったデートをしてみたい方や音楽が好きな方には魅力あふれる空間です。


コーヒー豆
-4~5種類のシングルオリジンコーヒーを取り揃えています
-今後ビールなどのドリンクメニューが追加される予定です


コーヒー
エチオピア産のダモ(ETHIOPIA DAMO)という豆を選び、ドリップコーヒーを注文しましたが、黄色いイメージを想像させる酸味とフルーティーな甘い感じがして絶妙な味わいでした。


音楽
ミュージックコンプレックスではABBA、エルトン・ジョンといった洋楽だけでなく、様々なジャンルの名曲が演奏されています。個人的には座席にあるターンテーブルやヘッドホンを使わず、店内に流れている音楽を聞いているだけでも十分に満喫でき楽しめると思います。

ミュージックコンプレックスソウル(Music Complex Seoul)
  • ソウル特別市チョンノ区インサドンギル49、5階
  • 10:00~22:00
  • お子様連れのご利用可能
  • ペット同伴不可
  • 30分間駐車無料
  • #音楽
オルフェオ(ORFEO)
ソウル > 龍山区

@yoon_hooo_
映画や公演など音楽コンテンツが楽しめるプライベートサウンドシアター。

複合文化スペース・SOUNDS漢南(ハンナム)内にあり、カルテット(QUARTET)、ザ・ラストページ(THE LAST PAGE)などのカフェやワインバーとともに楽しめます。
(*周辺のおすすめスポット:イソップ・サウンズ漢南(Aesop Sounds Hannam)、ダイソン製品販売店)

オルフェオ(ORFEO)
  • 予約方法:Instagramで「ode.orfeo」にDM送信、カカオトークで「오르페오(オルフェオ)」をカカともに追加し予約
  • オルフェオのメンバーシップカードを提示すると、SOUNDS漢南内のレストランやカフェなどの利用時に10%割引
  • #ショップ
  • #カフェ
  • #バー
ピョンギュンニュル(平均律)
ソウル > 乙支路

@hyoshinkwak
曇りや雨の日、ジャズを聞きながら味わう一杯のコーヒーはまさに至福のひととき!

乙支路(ウルチロ)にある最高のジャズカフェ。

ピョンギュンニュル(平均律)
  • ソウル特別市チュン区チュンムロ4ギル3、2階
  • 月曜~水曜17:00~24:00、金曜~土曜13:00~24:00、日曜13:00~23:00
  • Tips : 雨降る日に訪れれば、雰囲気も最高!
  • #音楽
  • #バー
ネド・ウマッサンガ(内都音楽商店街)
済州島 > 済州市

@pillter_
はるか遠くに見える海と空が紫色に染まっていく景色は、ただただ圧巻というしかない場所。
個人的には済州(チェジュ)旅行の中で一番気に入った場所です。今度はここで絶対ワインを飲みたいと思います!

ネド・ウマッサンガ(内都音楽商店街)
  • チェジュ特別自治道チェジュ市テウヘアンロ106
  • #複合文化施設
現代カード・ミュージックライブラリー
ソウル > 龍山区

@_hyogeun_
「空っぽにし、さらけ出し、そして得られる印象」
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私は建物をよく人に例えて言います。大きな建物を擬人化することにより、建物が与える威圧感のようなものを減らすことができ、その空間を分析するにあたって少しでも分かりやすく理解・解釈するためでもあります。建物の外観や建材、ディテール、そしてその敷地などに対する「姿勢」を見ていると、冷たく人情のかけらもない人のように見える建物もあれば、温かく思いやりのある人に見える建物もあります。中にはサイコパスのように見える建物もあり、全く入る気がしない建物もあります。様々な表情を見せる建物は、まるで様々な人々と向き合ってコミュニケーションしているような気分にさせてくれます。
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梨泰院路(イテウォンロ)を歩いていると、4階から5階建てのビルが建ち並ぶ光景が目に飛び込んできます。このような低層のビルが多いのは南山(ナムサン)ソウルタワー周辺には高さ制限があるからです。道路の幅に比べると建物はそれほど高くはありませんが、視界が開けた空間は道路や歩道ぐらいのもので、この界隈もまたソウルの他の街と同様、味気のない街並みとなっています。そんな街を歩いていると、半分以上が、がらんどうになっている建物に視線を奪われてしまいます。重苦しかった視野が突然開ける、そんな理由からかもしれません。その場所とはここ「現代(ヒョンデ)カードミュージックライブラリー」です。

鉄骨フレームによって建物の境界は区別できますが、建物の半分以上が、がらんどうになっています。そのため向かい側の横断歩道からこの建物を眺めると、漢南洞(ハンナムドン)一帯の風景が額縁に収まった絵画のように見えます。山の稜線伝いに軒を連ねる大小さまざまな家々、そしてその外れには聖堂の建物も見え、その景色はおとぎ話のワンシーンのようです。建物がそっと横にずれてくれて「この素晴らしい風景を独り占めするのはもったいないから、一緒に楽しもう」と手招きしているかようです。

そんな手招きにつられて建物の中に入ると、その敷地と1階の構造に2度驚かされます。通常、建物を建てる際には平らな土地になるよう整地を行います。土地に凸凹がないように平らにし、その上に建物を建てます。そのようにすることで設計や施工が容易になり、敷地を有効に利用できるからです。しかし、この建物は元々の地形を生かして建てられています。南山の稜線伝いに続く下り坂は、人々を知らぬ間にこの建物の1階へと導きます。建物の中はほとんどが平坦ですが、所どころ床が傾斜したところもあり、適度な緊張感と楽しさを与えてくれます。鉄骨フレームの建物は冷たい第一印象を与えますが、建物のいたるところに思いやりの心やセンスが見え隠れし、建物の魅力を感じることができます。
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この建物のメインスペースは2階と3階。今では接する機会が少なくなったビニール盤のレコードが集まっている2フロアは、吹き抜けで繋がっており、開放的な空間となっています。2階にはターンテーブルがありレコードを試聴することができ、さらに階段で3階へ上ると、さまざまな年代・さまざまな国々の曲に巡り合うことができます。

今ではレアとなったビニール盤レコードや貴重な資料を所蔵しているこの建物ですが、韓国の大手クレジットカード会社・現代カード(Hyundai Card)を利用する会員のみの入場できるクローズドなシステムとなっています。しかし、全面ガラス張りとなっている建物は、外からも中の様子が窺え、また中からも外を眺められるようになっているため、その閉鎖的なシステムを打ち消しているように見えます。
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鉄とガラスは近現代を代表する建材で産業化の産物です。そのため、この二つの素材が与える冷たさは、建物に対する第一印象をもまた、冷たい印象に変えてしまいます。しかし、建物が建つ敷地に対する姿勢や街を行き交う人々への思いやり、内部と外部を繋ぐ建材選びによって、建物は第一印象とは違った、温かくセンスあふれる人のように見えてきます。このように建物を擬人化し分析・経験することによって、少しではありますが、より空間を楽しめるようになるのです。
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現代カードご利用の会員の皆様およびアプリ「DIVE」のメンバーのみ入場可能
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建築:妹島和世➝チェ・ムンギュ+建築事務所「Ga.A Architects」
写真・文:シン・ヒョグン( @_hyogeun_ )
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#素晴らしい_経験を_与える_空間

現代カード・ミュージックライブラリー
  • ソウル特別市ヨンサン区イテウォンロ246
  • 火曜-土曜:12:00~21:00 / 日曜:12:00~18:00 / 月曜休み
  • #カフェ
  • #レストラン
  • #バー
ヒルズ&ヨーロッパ(HILLS & EUROPA)
ソウル > 龍山区

@_h.conte
ソウル特別市龍山区(ヨンサング)龍山洞(ヨンサンドン)、数十軒のパブが並ぶ街にあるカフェバー・ヒルズ&ヨーロッパ。

エキゾチックな雰囲気を醸し出すカフェバー・ヒルズ&ヨーロッパ(Hills&Europa)は、LPレコードから流れる音楽を聴きながらくつろげる場所です。

昼間はカフェバー、夕方からはバーとして営業しているので、軽く一杯愉しみたい時におすすめのお店です。

ヒルズ&ヨーロッパ(HILLS & EUROPA)
  • ソウル特別市ヨンサン区シンフンロ35、2階
  • カフェ 10:00~15:30 / バー/キッチン 月曜~金曜17:00~01:00 / 土曜~日曜 13:00~01:00
  • #カフェ
  • #レストラン
  • #バー
ロースト&ファウンド(Lost & Found)
ソウル > 乙支路

@Moodyeating
音楽と美術が好きなコレクターの友だちの家に遊びにきたような気分にさせてくれる乙支路(ウルチロ)#ロースト&ファウンド。

夜遅く薄暗いバーでしか聴けないようなレベルの高い音楽セレクションを日曜のブランチタイムに楽しめます。80年代から90年代のファンク&ディスコフィーバー!

毎週変わる日曜のブランチメニューも楽しみの一つです。
メニューのラインナップはシンプルですが、ボリュームは満点です。

この空間の中にいる自分が好きになるほど素敵な場所です。120%、私の好み。
乙支路に立て続けにできたキッチュなお店はあまり好きではなく、いわゆる「ヒップチロ(流行に敏感でヒップなウルチロ)」に興味がありませんでしたが、ここは本当におしゃれ!来週もまた来てみたいお店です。

ロースト&ファウンド(Lost & Found)
  • 水曜・土曜日の夜はバー、日曜日はブランチとなります / 車でお越しの際は周辺の有料駐車場をご利用ください
  • ソウル特別市チュング区チュンムロ4ギル5・2階
  • #音楽
  • #バー
ディ・ヴェルト・イスト・ムジーク(Die Welt ist Musik)
京畿道 > 九里市

@hyoshinkwak
ソウル郊外・京畿道(キョンギド)九里(クリ)にあるLPレコードバー。ジャズ・クラシック・オールドポップスなど多様なジャンルの音楽が楽しめる空間です。

色々なジャンルのLPレコードがあり、リクエスト曲をかけてくれるそうです!

営業は午後5時から。仕事帰りにLPレコードから流れる音楽を聞きながら味わうビールはまさに最高です。

九里にあるLPレコードバー

ディ・ヴェルト・イスト・ムジーク(Die Welt ist Musik)
  • キョンギ道クリ市カルメジュンアンロ55ボンギル116
  • 17:00~22:00、月曜休み
  • Tips : 「ディ・ヴェルト・イスト・ムジーク」ではコーヒーのご提供はありません。ビールとワインが楽しめる空間です。訪問の際のご参考まで:)
  • #音楽
  • #展示
  • #博物館
コンチノ・コンクリート(CONCINO CONCRETE)
京畿道 > 坡州市

@pbysj
音楽に対する情熱の産物

ラテン語で「鳴り響く」を意味するConcino(コンチノ)と建物内部と外部の壁材として使われたコンクリートを合わせて名付けられたコンチノ・コンクリート。この空間の最も驚くべきところは、その名の通り、正面のスピーカーだけでなく、室内のどこにいても、全方位から音楽が等しく鳴り響くことです。
(これは大変実現が難しい「聴音環境」と言えます。)

もう一つの特徴は、中央ホールの前面に設置された大型システムの他にも、数々の音響機器やそれにまつわるコレクションがところ狭しと置かれていますが、それらのものを訪れた人々がありがたく「拝む」ように観覧することがないよう配慮し展示されている点です。

その一環として外の景色との調和に特に神経を使ったとのことで、建物の随所に大きな窓を取り付け、外の天候の様子はもちろん季節の移ろいによる時間の変化を建物内部に引き入れ、単なる音楽の鑑賞にとどまらない、外の環境と調和した厳かに鳴り響く音楽を楽しむことができます。

当初から収益を上げようという意図はなく、多少実入りが少なくても、不必要な雑音を誘発しかねないカフェのようなものを果敢に取り除き、入場料のみで運営していくというシステムを導入、そんな姿勢からこの施設の本気度が伝わってきます。

この施設のオーナーの本業はなんと医師とのことで、このスペースが趣味から始まったことを考えると、まさに成功したオタクの代表例と呼べるのではないでしょうか。

コンチノ・コンクリート(CONCINO CONCRETE)
  • キョンギ道パジュ市セオリロ161ボンギル17
  • 入場料 20,000ウォン / ミネラルウォーター提供
  • 月・火・金曜日 14:00~19:00 / 土・日曜日 12:00~19:00 / 水曜・木曜休み
  • 駐車可能(来店はお車での利用が便利です)